故郷が…

週末に再び仙台へ。福島経由の新幹線で、鉄路で行けるようになりました。
行こうか行くまいか迷っていたのですが、実家方面へ車で出かけて
みました。
私の実家は、県南の海岸沿いの町です。
町の半分が津波の被害にあったとは聞いていたので、半分見るのが
怖かったのです。
現実は…想像以上でした。
昔からの商店街は、倒壊した家がたくさんありました。
道ばたにはがれきの山。
ブロック塀も無惨に崩れ落ちていました。
そこから浜通りに入ると、田んぼにはがれきの山、そこかしこに
自家用車や軽トラックが放置されたままの状態でした。
線路も土台が流され浮いた状態となり、家々もかろうじて2階が無事なら
ましなほう、ほとんどの家の一階部分ががれきに埋もれていました。
中には、土台ごと浮き上がって流されている家も。
周りを見渡しても、昔の風景が思い出せません。
そして、防風林や防潮堤が押し流され、すぐ近くに海が見えていました。
同級生の家があった場所も、がれきが積み重なっていました。
今は住んでいるのかわかりませんが、無事を祈るばかりです。
地震からの復興?まだまだ先の話です。
故郷のこういう姿を見るのはつらいです。
どうか一日も早く日常が戻りますように。
何もできない自分がつらいです。